私の人生しょうもないな
私はしょうもない人間だと思う。
中身がしょうもないわけではない(と思い込みたいだけだ)けれど、しょうもないことの中身ばかり考えてしまう。
例えば、恐竜はどのようにセックスしたのか、評論家と名乗れば誰でも評論家になれるのか否か、大豆から納豆を作ろうと思った人は誰なのか、今この瞬間に世界でどれだけの人が歯を磨いているのか、などさまざまだ。とにかく暇があればしょうもないことを考えている。
しょうもないことを考えている時間は私の幸せな時間である。
答えに辿り着かなくても答えを知らないことを探すことは本当に楽しい。
それは友達と夜中まで無駄話をすることとか好きな人と食べきれない程のかき氷を食べることとか酔っ払ってついつい本音を出してしまう友達を見守ったりする楽しさとは違う楽しさだ。
ずっとこうやってしょうもないことを考えて生きていける世界があったらどんなに楽しいだろうか。
しょうもないことを考えるだけで「しょうもない印税」が私の元に入り、私はそのお金でチョコクロワッサンとコーヒーを吸収しながらまたしょうもないことをまた考えて生活を続ける。
サンマルクに売っている大阪ミックスジュースとはどんな味なんだろう。
そもそも神奈川でそれを売っていいものなのだろうか。
またしょうもないことを考えている。