14歳の彼女
中学を卒業した日、私は親友から1冊のノートをもらった。
その中には彼女の日記のような日常的な出来事に加えて 落書き、彼女が辞めた部活について、高校への不安、私との思い出、お気に入りの歌詞 とかそういうものがたくさん書かれてて
最後のページには
これからも、夢にむかってがんばれ!!!!!
ずっと、ずーっと応援してます。
って私へのメッセージが書かれてるものだった。
今までいろんなプレゼントをもらってきたけどこんなに嬉しいプレゼントは初めてだった(毎年悩んでくれてるお母さんお父さんには少し申し訳ない)
絶対家に帰ってから読んで!って何度も言われたからちゃんと家に帰ってから読んで、自分の部屋で読んで、本当に嬉しかった。
高校三年生、受験と卒業を控えた今でも私はそのノートをよく見返してニヤニヤしたり泣きそうになったりして楽しんでる。
ちょうど今日は夢にむかっていけるのか不安で眠れなくて、思い切って勉強をやめて大掃除しようと思ったらノートが出てきた。
夢にむかってがんばれ
って言葉がすごくありがたかった
高校に入ってからも数は少ないけど親友と呼べる友達はできたし、きっとこれからも増えると思う。
でもこの親友は本当に私にとって親友だけじゃない特別な人間だと思う。
いつか私も彼女が悩んだりしたときにふと思い出すように見てまた頑張ろう!って思えるものをプレゼントしたいけどなかなかいいものが思いつかない。
いつか渡せたらいいな。
これを書いたとき私の親友はまだ15歳、いや早生まれだから14歳だったのかな
14歳の彼女が書いた文に18歳になった私が励まされていてなんだかとても不思議な気持ちになる。
きっと何歳になっても私は14歳の彼女に励まされると思う。